悪魔の用語辞典―これだけ知ればあなたも知識人

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584132029
  • NDC分類 304
  • Cコード C0030

内容説明

“悪魔”こそが正しい。―たとえ、洗脳された社会に「悪魔」と罵られようと、この潔癖で毅然とした真実の生き方を捨て去ってはいけない。我ら、日本の真の読書人階級が選び取るべき生き方がここにある。稀代の予言者にして百学の思索家、副島隆彦と高弟が暴く「誰も語らないこの世の真実」!アンブローズ・ビアス『悪魔の辞典』の現代的復活。

目次

正義―justiceは「正義判断」である
官僚組織―なぜ彼らは責任を負わないのか
税金―税とは国家の悪そのものである
陰謀―「共同謀議」が正しい訳語
エリート―ネットワークによって構成される支配階級
社会工学―文明化外科手術
正しい/間違い―正しいとはどういうことか
良いこと/悪いこと―価値判断と倫理判断の違い
自然―神が作ったもの
自然法―自然権とはどう違うか
啓蒙―自由な社会とは何か
政治―気持ちよく日常生活を送るために
資本主義―言葉の歴史に宿る巨大なウソ
価格―「価値」から「価格」は生れない
スピリチュアリズム―バラモン教の差別思想
マインド―英語圏の人間が言うマインドは「心」か「思考」か?
愛―人が心に安らぎがあり、穏やかに暮らせるこお
ポリティカル・コレクトネス―正義の名の下の検閲
フェミニズム―まっとうなオトナになるために
分析―世界を把握するための鋭利なナイフ
預言者―抗えない魅力

著者等紹介

副島隆彦[ソエジマタカヒコ]
評論家。1953年、福岡市生まれ。早稲田大学法学部卒。外資系銀行員、予備校講師、常葉学園大学教授等を歴任。米国の政治思想、法制度、金融・経済、社会時事、英語研究、映画評論の分野で画期的な業績を展開。日米の政財官界、シンクタンクなどに独自の情報源を持ち、「民間人国家戦略家」として執筆・講演活動を続ける。リーマン・ブラザーズの破綻を言い当てるなど、数々の金融・経済予測を的中させ、日本中を驚愕させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

22
資本主義を成り立たせる背景には欲を肯定する哲学がながれており、それを悪魔の思想と銘打って各事例にわたって紹介している。例えば、官僚は安定した職と給料と大きな影響力を持つ反面問われない責任に安住できるという立場であるとか。小室氏の弟子筋なので、言葉の由来まで踏み込んで、もともとの悪魔の辞典よりも詳細に解説できている。2021/04/17

金吾

15
副島さんの魅力は自信満々に大したことない話を豪語するところと肥大した自意識過剰にあると思っています。今回も「私は悪魔だった」はツボに入りました。2021/06/12

はる

4
ちょっと難解な箇所もあります。多少 強引では?とも思える解釈もあるようですが なるほどそうなんだと しまいには納得します。「神秘主義・悪魔主義と蔑まれ非難されている中に真の姿としての純粋な生き方のほうがすばらしい。」まさしく現代社会の教科書の裏版のような本です。 2010/02/12

加藤久和

2
「官僚」の項目だけ再読。世界的に権威があるというオックスフォード英語辞典には「官僚」とは「中央政府の行政管理者集団のこと。(選挙で選ばれていないため)有権者に対して責任を負わない人々である。」と書かれているそうである。私たちが感じる様々な政策に対する不公平感や納得のいかなさは、まさにこの「責任を負わない人々」が強大な行政権を握り締めていることによる。これから先この「責任を負わない人々」に対し、適正に責任を負わせるべく世の中を変えていくことができるのか?政治的な諸問題の解決の成否はこの1点にかかっている。2012/07/22

ラムダ

1
正しいと言う言葉ひとつとっても、いろんな意味がある。英語に置き換えて考えると分かりやすいのが理解できました。2016/05/28

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